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【コロナ災害を生き抜く!】救急センターでの対応法教えます。

毎日、どんどん感染者が増えていく。
コロナ患者の対応方法を知りたい。
このコロナ災害時、他の施設ではどうやって医療を提供しているの?

パパナース

コロナの患者が急増して都内だけでなく、地方でも需要と供給のバランスが崩れて災害となっています。
災害看護と救急看護は全く別の考え方があります。
災害時の働き方を考えることで少し答えが見えてくるのではないでしょうか。
今回は私の病院での取り組みを紹介します。
また、精神的、身体的にコロナに負けないような働き方を考えます。

パパナースプロフィール

病棟勤務7年後、救急・外来業務を経験・DMAT隊員

看護師経験15年です。

得意分野:カテ看護・災害看護・マネジメント

2年前に株式口座を楽天証券で開設→積み立てNISAを始める。

月2万の積み立てで利益率30%。2年で50万円の資産運用に成功する。

最近では、積み立てNISAの限度額まで増額した(月3.3万円くらい)

それに伴い、s&p500や全米株式のファンドのみだったのを、J-REITや新興国株、TOPEX連動のファンドにも投資を始め、資産を分散している。

また、お小遣い程度の投資ですが、金や金鉱工業のETFやビットコインを少しづつ購入して投資の勉強を行っています。

目次

災害看護とは

そもそも災害看護と救急看護は考え方が違います。

災害とは現在のコロナ禍のように患者が溢れかえり、マンパワーや、ベッドや医療物資、薬剤などが足りない状況を言います。

つまり、需要と供給のバランスが崩れている状態を災害と言います。

そのため、その病院のキャパシティによって異なります。

パパナース

5人しかスタッフがいない病院に患者が10人来たら災害ですが、
スタッフが100人いたら災害ではありませんね。

災害に備えて ~枚方市の災害医療体制~ | 枚方市ホームページ

そのため、災害看護は救急看護とは別の考え方が必要になります。

救急看護のスペシャリストが災害看護もスペシャリストであるとは限りません

CSCATTTとは

CSCATTTとは、災害発生後にとるべき行動である7つの基本原則です。

Command and Control (指揮と連携)

Safety (安全確保)

Communication (情報収集伝達)

Assessment (評価)

Triage (トリアージ)

Transport (搬送)

Treatment (治療) 

のそれぞれの頭文字をとったものです。

パパナース

皆さんが主に行っているのはTTTの部分ですよね。

しかし、一番初めに行うべきはCSCAなのです!

まずは、指揮命令系統を整える。

これが、災害とは特殊な状況であり、その状況にあった適切な判断ができるリーダーが必要になります。

これは、病院単位でもそうですし、現場単位でも同じです。

災害の規模にもよりますが、電気が使えない状況では、電話などの報告ツールも使えません。

例え電気が使えても、病院長のような偉い人になるほど情報は集約します。そのため、電話が混線してしまえば電話は繋がりません。

そのような場合、伝令や無線など災害についての知識、技術を持っていなければ災害医療は提供できません。

救急と災害は違います。

災害時は災害時の考え方が必要であり、それを熟知したリーダーによる指揮命令が必要となります。

パパナース

このコロナ禍が災害であるという事を理解して、災害医療のスイッチを入れることが重要です。
これが災害であるという事が理解できないと行動や思考が遅れてしまいます。
理解することで、対応方法やメンタルも少し違ってくるのではないでしょうか。

次は、S(セーフティー)

セーフティーとは何か。

これは、まず自分の身を守る!!!

災害時において自分の身を守ることは一番重要な事で、最優先すべきことです。

現在にコロナ禍において、ウイルスが変異している中で最善の感染防御を行うことは難しいかもしれません。

しかしそれでも、できていない病院が多いのではないでしょうか。

まずは、意識を変えましょう。

間違っても自分が犠牲になってでもやってやろう!

なんていう気持ちは捨ててください。

指揮命令系統と安全確保ができて、情報収集と伝達方法の確立。

その後に、実際のトリアージや治療などが始まります。

この体制ができていなければ、災害時における治療はできません。

私の病院の現状

私の病院の救急センターでは、今まではコロナの問診票に該当のあった患者や発熱患者のみPPE(個人防護具)を着用していましたが、現在ではワクチン接種した発熱症状のない感染者も増えています。

発熱症状や感冒のない場合、誰がコロナ感染者か分かりません。

医療者には非常に過酷な状況となっています。

そのため、全ての患者に接する際にはサージカルマスクは勿論のこと、全ての患者がコロナ感染者かも知れないという意識で接しています。

現在のリソースで、救急センター受診者全員にPCRや抗原などの検査はできません。

また、私の病院の救急センターでは、発熱外来というものを行っていました。

これは発熱がある患者から電話連絡があった場合に対して、緊急度をトリアージして予約を取ります。

緊急度の低い発熱患者は後日予約の日にちに来院していただきます。

そして、救急センターの専用に作った場所で検査を行います。

その結果、陰性であれば通常の外来診察をしていました。

陽性の場合には救急センターの専用診察室で診察後、入院または自宅待機となっていました。

その検査と診察に救急センターの看護師が付いていました。

しかし、発熱外来の患者が増加し、病院としても救急センターとしても発熱外来患者の対応が難しくなりました。

そこで、緊急性の低い患者は開業医を紹介するという、今までの救急対応と同じ対応になりました。

これが正解なのかは分かりませんが、救急センターの負担は軽減しました。

発熱外来に対応することで、通常の救急に関わるマンパワーが著しく減少していたからです。

このような状況が災害です。

予約の患者であれば、検査の優先順位は低いはずなのですが、病院スタッフ全体が災害医療を理解している訳ではありません。

CSCAの流れを知らない医療者は思考も行動もできません。

そのようなスタッフが指揮命令をとると、災害医療は上手く回りません。

特に、現在のように救急も災害も混ざっているような状況では何を優先すべきなのかということを判断できません。

災害医療は多数傷病者を救う!という目的で考えられています。

災害というと地震や津波、大雨のようなものを想像すると思いますが違います。

今のこのコロナ禍は災害です。

少ないリソースで多くの命を救う方法を考えなくてはいけない時期なのです。

コロナ禍に負けない働き方を考える

パートスタッフが朝出勤して来て言いました。

「もう無理です。できません。」

泣きながら訴えたその看護師は、その日から来なくなりました。

そんな姿を見て、いかに今の病院の環境、救急センターの看護が大変なものかということを実感しました。

このような災害下でも、モチベーションを維持して心身ともに健康でいなくてはなりません。

先程も言いましたが、まずは自分の安全と健康が大切です。

心身の健康を保つには

まずは、組織全体で問題を考える必要があると思います。

そもそも、どのくらいのキャパシティがあるのかと言うことを想定します。

それを超える場合には対応が必要です。

マンパワーであれば看護部全体で応援体制を考えなくてはなりません。

コロナ禍では普段よりも感染対策が必要なため人手が必要となります。

PPEを着た状態では、他の患者に対応はできません。検体の提出なども動線確保が難しいため、もう1人スタッフが必要となります。

救急患者とも一緒にはできないので、余計に人手が必要です。

管理者やリーダーは、このような状況を普段から上司に報告することが大切です。

どこの部署も人手は足りていないと思います。

そのため、アピールや報告が大切になります。

本当に必要なところに人手を避けるような全体を把握しているリーダーが必要となります。

症状がある場合には迷わず休み受診しよう

感冒症状がみられた場合には迷わずに仕事を休みましょう。

そして、医療機関に受診しましょう。

私の病院は必ず自分の病院で抗原検査をすることが決められています。

感染を防ぐ意識が大切です。

みんなが忙しく働いている中で休むのが申し訳ない・・・

当たり前ですが、このような考え方は間違っています。

仕事はあなた一人がいなくても何とかなります。

いい意味で安心して休みましょう。

看護師を含め医療従事者はコロナ禍で大変過酷な勤務を強いられています。

もしも、心が疲れてしまった場合にも上司に相談し休息を取りましょう。

早期発見早期治療が重要です。

旅行も行けず、食事中も会話禁止、勤務後の会食もダメ。

これで、ストレスが溜まらないわけがありません。

安心してください。

あなたを攻める人はいません。

無理はしないでください。

上手くストレスを発散しよう

私は家に帰れば家族がいて、家族との時間を過ごすことでストレスを発散しています。

本を読んだり、Youtubeみたり、Amazonプライムをみたり・・・

美味しいご飯を食べたり。

アウトドアに出かけることも良いと思います。

出かけることに対して否定的な人もいますが、私は全ての外出を一纏めにして否定することは間違っていると思います。

感染リスクを自分で考えて、比較的安全に外出する事は必要であると考えます。

そして、それを誰も否定はできないと思います。

大切な事は自分でよく考えること。

そして後悔しないように生きること。

もちろん周りの事を考えずに自分勝手に行動しろと言っているわけではありません。

100か0かではなく、柔軟に行動する必要があるという事です。

まとめ

今、医療業界は災害状況です。

救急医療と災害医療は別の考え方です。

まずは、意識を変えましょう。

その上で、まずは自分を守る対策を取りましょう。

その上で、最適な医療・看護を行いましょう。

自分を犠牲にしてぶつかっていくことは間違いです。

そして、この過酷な災害状況でストレスが溜まらないわけがありません。

今までやっていた趣味ができなくなり、ストレスの発散が上手くできない人も多いと思います。

難しいかもし得ませんが、気持ちを切り替えて、できることでストレスを発散しましょう。

そして、これからは地球温暖化により災害が増えていくでしょう。

実際に増えています。

私はこの感染症も温暖化が原因ではないかと思っています。

今後、更なる感染症が発生する可能性もあります。

私たちができることは、今地球がどうなっているのかということを真剣に考えることが大切です。

人はコロナだけで死ぬわけはありません。

ここが転換期だともいます。

意識を変えて、学ぶこと。

そして判断すること。

これが今私たち人間に必要な事だと思います。

ではまた。

SEE YOU!!!

パパナース
このブログはママナースと一緒に行っています。
パパナースプロフィール
病棟勤務7年後→救急外来(看護師歴15年)
DMAT隊員
得意分野:カテ看護・災害看護・マネジメント
2年前に株式口座を楽天証券で開設→積み立てNISAを始める。
月2万の積み立てで利益率30%を達成する。
始めは全米インデックスファンドのみだったが、J-REITや新興国株、TOPEX連動の投資を増やす。
ETFやビットコインを少しづつ購入して投資の勉強を行っています。
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