おはようこんにちはこんばんは。
パパナースです。
今回は救急のコースについてお話しします。
読んでいただくと、
ICLS のコースの内容が分かります。
私は救急センターに移動したいと思いコース受講をはじめました。
救急看護に興味がある方。
急変時に焦ってしまう方。
是非、読んでみてください。
はじめに

私の病院では、コース受講が決まったら事前練習を行うことが多いです。
こういったコースは、受講生だった人がインストラクターとなり運営を行います。
おそらく、皆さんの所属している施設がある程度の大きさの病院であれば、コース運営していると思います。
そうすると、コースに詳しい先輩やインストラクターやってる人なんかもいると思います。
基本的に、受講して資格を取っただけでは十分とは言えません。
インストラクターとなり、他の人に教えられるようになってこそスキルが自分のものとなります。
急変とは突然起こるものであり、その時に対応できるスキルというのもは、1日では身につかないのです。
受講して、インストラクターとなり人に教える事で自分のスキルとなる。
こういうシステムですね。
看護師さんって研修を受けるの好きですよねー。
input大好き。
だけど、outputしませんねー。
嫌いですよねー。
私も、インストラクターやファシリテーター。ブログなど、outputを行う事で学んでいます。
ぜひ、コースを受講する際には、インストラクターを目指してみてください。
ICLSについて

ICLSとは、
医療従事者のための蘇生トレーニングコースです。緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。講義室での講義はほとんど行わず、実技実習を中心としたコースです。受講者は少人数のグループに分かれて実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。
https://www.icls-web.com/about/icls_about.html
このコースで重要な心電図波形は4つです!
①VF/VT
②心静止/PEA
です。
詳しい話はコースに受講して聞いてみてください。
このコースは基本丸1日かけて行います。
BLS
午前中はBLS(一時救命処置)の練習です。
看護師であれば、きっとどこかでやったことがあるかと思います。
復習になりますが、基礎であり一番大切なところです。
しっかり復習しましょう。
BLSって奥が深いです!!
ポイントは
絶え間ない胸骨圧迫が1番大切!!!
一番最初でここまで、胸骨圧迫をさせられるのか・・・
というほど行います。
反復反復・・・・・・・・・
ここでまず筋肉痛の第一段階が始まります。
スキルステーション
午前中の最後はスキルステーションです。
ここでは、6人ぐらいのグループに分かれて、
- 気管挿管の手技、異物除去
- モニター・電気ショック
を学びます。
看護師は電気ショックも気管挿管も行いませんが、これを学ぶことで急変時に慌てなくなります。

「はいはい。挿管ですね。」



「先生、除細動器の使い方知らないんですか。」
このような、えらそうな態度がとれることもあります。
知っていて損はないと思います。
ここでは、主に救急救命士の方からハイムリック法などを学ぶこともできます。
昼食


お待たせしました。ご飯です。
ここでは、インストラクターが準備した様々な弁当を食べることができます。
食べると言えば、大体のコースでオアシスという所が準備してあります。
オアシスとはお菓子とジュースを食べ放題の場所です。
セッションとセッションの間の休憩の時に利用できます。
インストラクターはこのようなサービスも準備し提供しています。
ICLSコースは看護師だけでなく、救急救命士や研修医なども参加するコースです。
このようなタイミングで交流を交わして、繋がりを作ることもコースを受ける意味の一つだと思います。


シナリオステーション
午後はシナリオステーションです。
これは、またグループで協力してALSを行っていきます。
リーダーとなった人(順番で全員リーダーをやります)は心肺停止になった人に対して救命処置を行っていきます。
グループメンバーは
- 酸素:BVM(アンビューバック)係
- 除細動(電気ショック)係
- 記録係
- 胸骨圧迫係
- 補助係
などの係に分かれます。
リーダーはこのメンバーの中でリーダーシップを図り蘇生を行い、
「なぜこの人がこのような状態になったのか。」
原因を考えていきます。
そして同時に、最適な処置(ALS)を継続していきます。
大体10分くらいのシナリオで行っていきます。
午後はほぼずっとこれです。
①VF/VT
②心静止/PEA
に対してそれぞれ適したアルゴリズムがあります。
それを学んでいきます。
これも、延々と救命処置を行っていきますので、胸骨圧迫のオンパレードです。
筋肉痛の第2段階です。


ここになると少しづつグループの中も良くなってきて、自然と声掛けができるようになってきます。
「私胸骨圧迫やります。」
「採血とります。」
「胸骨圧迫が弱くなっています。○○さんと交換してください。」
など意見交換ができるようになってきます。
テスト
最後に一応メガコードテストと言われる。実技試験のようなものがありますが、
これは形だけなので。今までの経験を駆使して、チームで蘇生をすれば何も問題ありません。
まとめ


いかがでしたでしょうか。
結構基礎的な内容の多いICLSですが、これを機に
色々なコースに出てみよう!
インストラクターになってみよう!
というきっかけになるコースだと思います。
病院外の人と交流を持つチャンスでもあります。
ぜひ、新人看護師の皆さん。
積極的にコースに参加してみてください。
別の機会にインストラクターのお仕事についてもお話ししたいと思います。
ではまた。
SEE YOU!!!
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